Pythonによるスクレイピング&機械学習 開発テクニック
著者: クジラ飛行机
単行本: 400ページ
出版社: ソシム (2016/12/6)
言語: 日本語
ISBN-10: 4802610793
ISBN-13: 978-4802610797
発売日: 2016/12/6
書籍内容
近年、深層学習の成果がさまざまな分野で頭角を現しています。
2016 年初めに、人工知能「AlphaGo」が囲碁戦で人間のプロ棋士に5戦4勝という圧倒的な成績で勝ったことで、人工知能に注目が集まりました。
すでにチェスの分野では1997 年にIBMのDeep Blueがプロに勝利していましたが、囲碁はチェスよりもはるかに選択肢が多く、従来の方法ではコンピューターがプロ棋士に勝つことはできないと言われていました。
しかし、機械学習の一分野である深層学習を利用したシステムを構築することで、成果を出すことができた のです。
本書は、Pythonでデータを収集し、収集したデータを機械学習で活用するという一連の作業方法を詳しく解説するものです。
機械学習の重要性は、日々高まっているものの、いったいどのように実務に取り入れたら良いのかという声を聞くようになりました。
本書では、実際にデータの集め方から、機械学習を活用するところまで、実践的なPythonのサ ンプルコードで紹介します。
深層学習の活用はさまざまな分野に広がっています。
2000 万件もの医学論文を学習した 人工知能のWatsonが、専門の医師でも診断が難しい特殊な白血病を10 分ほどで見抜き、治療法を変えるよう提案した結果、女性患者の命が救われたというニュースもありました。
この人工知能は、人間の医師では診断が難しかったがん患者の病名を突き止めるなど、医 療現場で活躍しています。
このような機械学習の成功例に関するニュースを聞くと、ぜひ、自分の業務でも、活用し てみたいと思うのは自然なことです。
機械学習というと、難しい数式が伴うというイメージがあります。
しかし、実際のところ、データを活用する際に、難しい数式を意識する必 要はそれほどありません。
利用したいデータさえ手元にあれば、本書に掲載されているプログラムをちょっと改良するだけで、自分が求めている処理を実現することができることでしょう。
目次
★0 章 機械学習のためのデータ処理とは
★1 章 クローリングとスクレイピング
★2 章 高度なスクレイピング
★3 章 データソースと書式・整形
★4 章 機械学習
★5 章 深層学習に挑戦しよう
★6 章 テキスト解析とチャットボットの作成
★7 章 深層学習を実践してみよう
★Appendix 作業の準備と環境構築